陶芸家・森野知子工房のブログ
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ロサの庭
家族ぐるみでお世話になっている書店の店主さんが、昨日、
キンギョソウの花束を持ってきてくださいました。
「庭のロサがたくさん花をつけてくれました。ぜひ一度観に来てください」のメッセージを添えて。


庭造りは今、わたしの興味のあるところ。
花と野菜は殆ど父が退職後担当してきてくれましたが、
昨秋、あちこちに病気が見つかり、入退院を繰り返しています。
これからはわたしが責任を持ってやらねば・・・
母の日の昼食に出掛けた帰りにお邪魔しました。
ロサ。又の名を「ヤマトバラ」、「ナニワバラ」とも言うそう。


一本の幹から、人の背丈ぐらいの高さで、
タタミ20畳ぐらいの広さに蔓が伸びています。
ご近所さんの2階の窓からは、雲海のように見えてるんじゃないでしょうか。
1000は優に超える花の数。
ここまで大きくなるのに30年かかったそうです。
挿し木用に枝を惜しげもなく切ってくださいました。


また明後日入院する父が、「ここまで大きくなるのを見てから死なんならん」と、
大声で店主さんと話しておりました^^

リタイアして、田舎暮らしで野菜作りして・・・、そういう人増えてますが、
いづれ年をとって、持病もできて、後継者はいない・・・そこまで考えてないと思います。
うちの父もそうでしたから。
この広げた畑をどうしたものか・・・楽しくやるには、わたしの気に入ったデザインにしたいし。
不景気な仕事を抱えながら、頭の痛い問題です。
# by tomoco9595 | 2012-05-14 00:40 | おでかけ | Trackback | Comments(0)
密祐快展
お世話になっている造形作家・密祐快さんの展覧会、
「虚空を去来するものー棺ー」展に行ってきました。
会場は朝来市(あさごしと読みます)、
あさご芸術の森美術館ー淀井敏夫記念館ー





美術館へとつながる道路脇には、
大きなオブジェが点在しています。
突き当りには日本一の水力発電所、
関西電力多々良木ダムがあるというロケーション。
ダムの水を堰き止めている堤の直下に美術館はあります。




ダム湖は満水ではありませんでしたが、
このダム湖が満々と水を湛えたら、
すごい迫力でしょうね。
まだ散り残っていた桜の下は、道がピンク色に。
千本桜とも言われるほど桜の木が多いそうです。
来年のお花見はここに決定。





一階の展示室と野外に、
朝来出身の彫刻家淀井氏の彫刻が展示されており、
背後に見える石積みがダム湖の堤です。
山の谷間にありながら、
この石積みとその上に広がる空とが、
スケールの大きな展示空間を演出しています。




二階展示室が密さんの展覧会会場ですが、撮影禁止ですので画像はありません。
大人が2~3人は入れるぐらいの、シュロ縄で編んだオブジェが展示されています。
密さんは僧侶として東北へ行ってこられた体験から、犠牲者の鎮魂のための棺と、
仮設で前向きに生きる人たちへのエールの作品を一室に展示されていたのですが、
その部屋の机の上に、現地の津波の跡から持って来られた、
ハサミと木屑とへしゃげた金属も展示してあって、それがすごいリアリティーを放っていました。


せっかく但馬に来たのだし、ちょっと遠回りして密さんに会いに行きました。
密さんがご住職を務めておられる高照寺は、ちょうど花盛り。










高照寺のシンボル、木蓮。今日はこの木がちょうど見ごろです、と奥さん。
菊の花のような花びらの桃。珍しい品種です。
シャクナゲやドウダンツツジ(満天星と書くんですね)などなど・・・
きれいな花を愛でながら、密さんの相変わらずの毒舌とありがたいお経に、
元気をいただいて帰りました。
# by tomoco9595 | 2012-04-28 00:06 | おでかけ | Trackback | Comments(0)
昭和レトロなガラス
お義姉さんと京都の親戚へ行ってきました。
所蔵のガラス器を処分したいとのこと。
昭和20~30年代の切子がどっさり。(未使用)
今どきの機械ものや中国産などとは違います。
すべて日本製の職人によるハンドカットです。

遠慮なく気に入ったグラスや一輪挿しを頂戴しました。



切子細工に光が当たって、
このキラキラ感がすてき。
当時としては、とてもハイカラだったんでしょうね。
使われずにこのまま眠ったままではもったいない。
わたしがお世話になっているお店「ふく蔵」さんに、
橋渡しをすることに。




ランチは予約が取れないことで有名な、
笹嶋シェフの「イルギオットーネ」木屋町店に連れて行ってもらいました。
お料理の写真は難しいですので、割愛します。
エントランス横の桜も、大きな窓から見える鴨川沿いの桜も散っていましたが、
デザートでなごりの桜を楽しませていただきました。



昨年からいろいろあって、おしゃれなお店でゆっくり美味しいランチなんて、何ヶ月ぶりでしょう。
ご馳走様でした。
# by tomoco9595 | 2012-04-22 22:36 | できごと | Trackback | Comments(0)
サクラ、満開
前回桜の開花予想日を、4月13日と書きました。
3本あるソメイヨシノのうち、2本が12日、1本が13日に開花し、
予想は的中なんですが、これは大きな勘違いの予想日でした。

いつも予想の基準にしていたサクランボ用の桜の木を切ってしまったので、
同時に開花していたスイセンで予想したのですが、
例年なら、サクランボとスイセンの開花からソメイヨシノの開花までは、
2週間ではなくて、1週間でした。ヨソウはうそよ・・・


町内に西谷(さいだに)公園というさくら祭りも催される桜の名所があり、
(赤穂浪士の大石内蔵助が築いた石垣がある史跡公園なんですけど)
ある年、天気の好い平日に、しかも満開を見計らって出掛けました。
静かな山あいの集落をさらに奥に進み、さぞ花見客で賑わっているだろう、
と思いきや、高齢の両親とわたしの3人だけ。


満開の立派な大木がかなりの本数あり、その全部にぼんぼりが飾り付けてあって、花見ムード満点!
見事な咲きっぷりを、わたしたち三人だけで独占なんて、なんという幸せな花見だったことか。
今年は仕事や家族の用事が立て込んでいて、まだ行けてません。

しかし桜は、一本でも小さな木でも、存在感のある桜ってあるじゃないですか。
お気に入りのわたしの一本、みたいな・・・
そういうのはあまり人に教えたくないですね。
# by tomoco9595 | 2012-04-16 16:00 | 季節のこと | Trackback | Comments(0)
宇治の茶香炉
今日から4月。
朝起きたとき、北の山はうっすら白かったけど、雪だったのでしょうか。

おととい庭のスイセンが開花しました。
このスイセンが咲くと、2週間後に我が家のソメイヨシノが咲きます。
ズバリ開花予想は、4月13日。さぁ、当たるかなぁ?

お世話になっている宇治の赤門茶屋さんいわく、
桜が咲くと人出が多くなるそうで、
ご注文の茶香炉は、桜が咲く前に納められて、やれやれ・・・

宇治はこれから桜、藤、紫陽花、鵜飼いと、観光客で賑わいます。
赤門茶屋さんは、宇治平等院の表門のすぐ近くです。


茶香炉をいろいろつくってみました。
茶香炉・・・茶葉を入れた小皿を下からロウソクの熱で焙り、香ばしい香りを楽しみます。
お茶の香りは、頭と体の緊張をほぐしてくれます。
アロマでは苦手な匂いがある人でも、お茶の香りが嫌いな人はいないのでは・・・?
# by tomoco9595 | 2012-04-02 00:37 | お仕事 | Trackback | Comments(0)
リバイバル(つづき その2)
春と冬を行きつ戻りつしながらも、
もう十日もすれば、日本全国桜で盛り上がることでしょう。

今年久々に作ったはなびら紋シリーズも、ほぼお届けできました。
後は5月の同窓会で、マグカップを友人に渡せば完了です。
注文をもらったのは、3年前の同窓会。
もう忘れられているかも・・・


はなびら紋シリーズの注文に追われながら、こころの中では少し距離をおいていたころに、
テレビで歌手の大御所ペギー葉山さんが話されていた話を思い出します。

ペギー葉山さんを若い人はご存知ないでしょうね。
♪蔦のからま~るチャペールで・・・♪ の「学生時代」はよく歌いました。
そのペギーさんが代表曲「南国土佐を後にして」について、
ヒットしていた当時は好きではなかったと話しておられました。
どこに行っても「南国・・・」ばかりリクエストされることに、
他にもヒット曲があるのに、と不満だったそう。

ところがペギーさんはある時、アメリカの歌手トニー・ベネット氏が、
いつでもどこでも、持ち歌「思い出のサンフランシスコ」をリクエストされることについて、
こんなに多くの人に愛されている曲が自分の持ち歌であることは、歌手として幸せである、
と話すのを聞いて、ハッとされたのでした。
それ以降ペギーさんは、「南国・・・」のリクエストに喜んで応えるようになられたのだそうですよ。

今日はお彼岸。
10年近く闘病生活を送っていた叔母が1月に亡くなり、お墓参りに行ってきました。
叔母は雰囲気がペギーさんに似ていました。


  追記) ペギーさんを知らない世代の人でも、「ドレミの歌」を知らない人はいないのでは?
      歌手生活60周年の今でも、バリバリ現役の素敵なペギーさんです。
# by tomoco9595 | 2012-03-20 23:57 | お仕事 | Trackback | Comments(0)
リバイバル(つづき)
はなびら紋シリーズは、とても思い入れのあるシリーズです。
独立した前後、ずいぶんとわたしを支えてくれましたから。
わたしにとっては、よく出来たかわいい長女といった存在。

グレーとピンクのグラデーションの生地に窯変したはなびらが、
はらはらと散っています。


最初は作るのが楽しかったのに、
「まだこればっかり作っているんか」と言う同業者の声が聞こえてくるようで、
こころの中で少し遠ざけていた時期もありました。
あぁ、本当に申し訳ないことをしました。お客さんにも、うつわにも。

今は、難なく色が出せていた頃以上に、愛しいと思って作っています。
# by tomoco9595 | 2012-02-06 23:39 | うつわ | Trackback | Comments(0)
リバイバル
立春寒波、強烈でしたね。
今週後半からまた寒くなるそうです。
春の訪れは遅くなるでしょう。

昨年の暮れから、バタバタの合間にも、春のうつわを作っていました。
「はなびら紋シリーズ」

長くお付き合いくださっている方は、「ああ、あれか」とお思いでしょう。
10数年ぐらい前、よく作っていました。
焼き物ブームの頃で、女性誌の焼き物特集などにも、何度か載せていただきました。
お店の方も、「同じものばかり作っていると売れなくなる」と言いながら、
注文は殆どこの「はなびら紋シリーズ」だったな・・・

「繊細でかわいいうつわを作る作家」というイメージを持たれるのが、ちょっと嫌だったし、
他の作風も出来るのにと思いながら、当時は作っていたこともあります。(スミマセン)
しかしその後、桜色が出なくなってしまった。
同じ焼き方をしても、ガス圧、酸素量、温度を変えていろいろ試しても。
そしてこのシリーズは作らなくなっていたのですが、今でも時々お問い合わせをいただくこともあり、
ようやくまた安定して焼けるようになりました。
抹茶碗、めし碗、ティーカップ、酒器を作っています。
# by tomoco9595 | 2012-02-05 23:53 | お仕事 | Trackback | Comments(0)

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